24/11/20 15:11:09.08 fNa+LP5e9.net
Merkmal 11/19
URLリンク(merkmal-biz.jp)
SNS上の誹謗中傷が深刻化し、社会問題として注目されている。SNS利用者の約65%が他者に対する攻撃的な投稿を目撃し、実際に8%が被害を感じているという。背景には「匿名性」や「集団的影響」などがあり、過度な批判がエスカレートする原因として心理学的な要因も浮かび上がる。誹謗中傷を防ぐためには、投稿時の注意深さや、攻撃的コメントを制限する仕組みの導入が必要だ。
■SNSでの誹謗中傷は増加傾向
インターネットが一般化するにともない、SNSなどでの誹謗(ひぼう)中傷による被害が社会問題として深刻化している。
実際、SNS利用者の約65%が他者に対する攻撃的な投稿を目撃しており、特に
・X(旧ツイッター)
・ユーチューブ
・ヤフーコメント
では誹謗中傷を目にしやすい状況が広がっている(三菱総研)。
総務省が運営委託する違法・有害情報相談センターの相談件数も増加傾向にあり、実際に被害を受けたと感じた人は過去1年間にSNSを利用した人の
「8%」
にまで上る(総務省白書)。SNSの誹謗中傷は自死などの大きな影響をもたらすとケースもある。自分の一言が大きな影響を及ぼす可能性があると想像しやすいにもかかわらず、なぜ誹謗中傷が依然として見られるのだろうか。
■誹謗中傷を投稿する理由はいくつもある
誹謗中傷が発生する背景にはいくつもの理由が考えられる。
まず、SNSサービス上の特徴である「匿名性の高さ」が挙げられる。SNSやインターネット上では、本名や顔を隠せるため、投稿主の責任感が希薄になり、軽い気持ちで攻撃的なコメントを投稿してしまうことがある。
他にも、社会・集団的要因として、自分以外の人々による批判的な投稿を見ることで、
「大勢の人が批判的な意見を投稿しているから、自分も投稿して問題ないだろう」
と思うことが考えられる。それに加え、批判する人たちが集団化することにより、自分自身が持っていた意見よりも集団の極端な意見に偏るという心理的な要因なども考えられる。
(中略)
投稿内容や公開設定を見直して過度な批判を防ぐ
誹謗中傷や過度な批判を未然に防ぐために、まずは投稿する際、他者を不快にさせる内容は避けるなどの基本的な対策が求められる。特に、
・スポーツ
・政治
・宗教
・スキャンダル
・特定の趣味
などへの言及は十分な慎重さが必要だ。これらのテーマは、感情的な反応を引き起こすことが多く、強い批判や誹謗中傷につながる可能性が高い。
ちなみに、
・電車のアイコンをSNSで使っている人
・電車に関する投稿
は、
「攻撃性が低い」
という研究があり、興味深い(田中智大、清雄一、田原康之、大須賀昭彦『Twitterにおけるアイコン画像と攻撃ツイートの関連性』電気通信大学情報理工学域)。
さらに、批判する人が集団となり過激化することを防ぐため、投稿にコメントできる者を制限したり、不適切なコメントを通報して非表示にしたりすることも効果的である。
コメントや投稿記事の非表示・削除要請が受理された場合、本人がよろしくないコメントであったと自覚できる材料になるだろう。このようなアプローチによって、自己防衛だけでなくユーザーに対する情報モラルやリテラシー向上のための啓発活動にもつながる。
※以下引用先で