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「唐古・鍵遺跡と邪馬台国・卑弥呼」をテーマに講演する小林教授=28日、田原本町の唐古・鍵遺跡史跡公園
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「第13回おもしろ歴史フェスティバル~歴史を愉しむ~」初日には、「唐古・鍵遺跡と邪馬台国・卑弥呼」をテーマに、奈良大学文学部文化財学科の小林青樹教授が講演した。
小林教授は資料を提示しながら、「邪馬台国の畿内説を前提に、女王卑弥呼の誕生地は唐古・鍵遺跡」と主張。同遺跡で数多く出土した土器の絵から「西日本一帯の神話祭祀(さいし)の中心地が唐古・鍵遺跡と読み解ける」とし、糸を作る紡錘車(ぼうすいしゃ)の出土件数が日本一であることにも注目した。
当時の中国は秦から漢の時代になり、中国と交易したい倭国(日本)は貨幣がなく、貨幣と同価値の布生産を発展させたと推測。弥生時代終わりの庄内期には紡錘車が出土しないことから、奈良時代ではなく弥生時代には「地方から大和に貢納する仕組みがあった可能性がある」と強調。「宗教と経済の中心地であった唐古・鍵遺跡は、卑弥呼の誕生地としてふさわしい」と締めくくった。(以下ソース)
2024.09.30
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