24/10/05 20:24:29.84 DXkZxi7R9.net
前自民党参院幹事長の世耕弘成氏(61)は、5日午後に田辺市内で会見を行い、10月27日に投開票が行われる予定の衆院選に、参議院から鞍替えして和歌山2区から無所属で出馬することを正式に表明しました。
世耕氏は会見の冒頭で「今回の選挙を通して、和歌山2区の有権者の声を謙虚に受け止めたい。もう一度和歌山の為に国の為に働かせていただきたい」と出馬への決意を話したうえで、裏金問題を巡り党から離党勧告を受け、離党し無所属となったことについては、「誠実に真摯に、心から反省し謝罪したい」と深々と頭を下げました。
世耕氏は、1998年の参院補欠選挙で初当選し、現在5期目。第二次安倍政権で官房副長官や経済産業大臣を歴任した後、参院幹事長に就任しました。参院安倍派のトップも務める「参議院の実力者の一人」として影響力を持っていましたが、派閥の裏金問題を巡って党から離党勧告を受け、4月に自民党を離党した後は無所属で活動していました。
次期衆院選では「10増10減」の選挙区調整で、和歌山県の選挙区は1減となり、長年にわたって二階俊博元幹事長が守ってきた現在の和歌山3区は、和歌山市など北部の3市を除いた全市町村を選挙区とする新・和歌山2区となります。
この新2区には、二階氏の三男・伸康氏が自民党の候補者として出馬することが決まっていて、世耕氏の出馬で事実上の“保守分裂”選挙となる見通しです。
5日の会見では、報道陣から伸康氏の父である二階俊博元幹事長との関係について聞かれると、苦笑いしながら「私は二階先生としのぎを削った覚えはありません。経験では二階先生の足元にも及びません」と話したうえで、伸康氏との戦いについては、「しっかりと戦い、有権者の判断を仰ぎたい。退路を断って臨む。」と強い口調で出馬の決意を語りました。
また当選した場合の復党については「私は今は無所属。まずは選挙で当選してからです。自分自身の戦いです」と話しました。
新2区にはこのほか、共産党の楠本文郎氏、無所属の本間奈々氏が出馬する予定です。
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