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1日に就任した石破茂首相は、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた「政治とカネ」問題への対応、物価高対策や賃上げなどの具体化、厳しさを増す安全保障環境を踏まえた外交政策のかじ取りを担うことになる。国内外ともに課題は山積しており、多難な船出となりそうだ。
「自民党、自公政権でなければこの国は担えないということを代表質問の答弁できちんと示していく」。石破氏は1日の自民党代議士会で、臨時国会で政権運営能力をアピールする考えを強調した。
1日に発足した石破内閣の閣僚のうち、裏金事件の舞台となった最大派閥・安倍派（解散を決定）からの入閣はゼロ。石破氏が内閣発足に先立つ9月30日に署名した自民、公明両党の連立政権合意文書には「政治家自身が襟を正し、国民の共感と納得を得ながら、不断の政治改革に取り組む」との文言を盛り込み「政治とカネ」に真正面から向き合う姿勢を強調した。
その石破氏は衆院選を27日に控え、裏金事件に関係した議員の選挙での公認の是非や、真相解明のための再調査を行うかどうかという問題に早速向き合うことになる。
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毎日新聞 2024/10/1 20:17（最終更新 10/1 20:17）
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