24/09/30 07:08:24.45 inEc+BPO9.net
山盛りにできるイクラで作るオリジナルの海鮮丼、目の前で焼き上がる北海道産和牛ステーキ……。札幌市の繁華街・ススキノにあるビジネスホテルの朝食会場の光景だ。物価高の今、ホテルからは「もうけがない」という本音も漏れるが、朝食を巡る負けられない戦いがあるという。
豪華な朝食を振る舞う動きは、全国各地で活発になっている。リゾート地や温泉地だけでなく、市街地に立地するビジネスホテルも例外ではない。観光地である札幌はその中でも「朝食激戦区」だといい、各ホテルがしのぎを削っている。
「チキンレース? 仮にそうだとしても、降りるわけにはいかない勝負なんです」
朝食が人気のホテル「ベッセルイン」などを全国で展開するベッセルホテル開発(本社・広島県福山市)で大阪府以東を担当する木村裕介取締役は、激しい「朝食競争」をそう説明する。
同社は9月、ススキノにある「ベッセルイン札幌中島公園」の朝食ビュッフェをリニューアルした。札幌市近郊の月形町産の黒毛和牛ステーキを客の目の前で焼くライブキッチンをはじめ、日替わりで札幌・函館・旭川の北海道3大ラーメンの提供も開始。もともと魚介類の刺し身などで定評があったが、北海道らしいメニューをさらに増やした。
客への提供を前にしたお披露目会には、瀬尾吉郎社長も駆けつける力の入れようだ。瀬尾社長は「原価が上がり、正直、利益はありません」と苦笑しつつ、「お客様に喜んでいただけるような、日本一の朝食を目指す」と言い切った。
朝食で満足度向上
ホテルにとって、朝食が重要な要素であることを示すデータがある。
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毎日新聞 2024/9/30 06:00(最終更新 9/30 06:00)
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