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【ベルリン=中西賢司】ドイツ東部チューリンゲン州とザクセン州で9月1日、州議会選挙が行われる。世論調査では右派の「ドイツのための選択肢」(AfD)と左派新党「ザーラ・ワーゲンクネヒト同盟」(BSW)が国政3与党をしのぐ勢いがある。両党はロシアの侵略を受けるウクライナへの武器供与反対を掲げ支持拡大につなげており、厭戦(えんせん)気分が広がるドイツの現状が浮き彫りになっている。
「我々は核戦争の瀬戸際に立たされている。すぐ停戦すべきだ」。チューリンゲン州の町バート・フランケンハウゼンで25日に行われたAfDの集会に出席したビョルン・ヘッケ候補が語気を強めると、喝采が上がった。
ヘッケ氏はナチスに近い思想を持っているとして、当局が「極右過激派」と認定する人物だ。それでも、支持者のミヒャエラさん(51)は「すべてに賛同しているわけではないが、政府への不満を代弁してくれるのは彼らだけだ」と意に介さない様子だ。「ヘッケを首相に!」と書かれたTシャツ姿の支持者ら約400人が詰めかけた集会は、ドイツを列強の地位に高めた19世紀のプロイセン国旗が翻っていた。
最新の世論調査によると、AfDは同州で支持率が30%とトップで、初の第1党を視野に入れる。ザクセン州でも国政最大野党のキリスト教民主同盟(CDU)と接戦を演じ、2ポイント差で追っている。
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