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石川県七尾市の和倉温泉に能登半島地震で被害を受けた飲食店による屋台村が28日オープンし、初日から多くの人が訪れました。
「和倉温泉屋台村」は、地震で被害を受けた飲食店に営業できる場所を提供して復興を後押ししようと、温泉街の商店でつくる団体が企画しました。
温泉街にある駐車場には地震で営業できなくなった七尾市内の飲食店8店舗が、テントやキッチンカーで、カレーやお好み焼きなどの店を出し、初日の28日から多くの人が訪れていました。
団体によりますと、和倉温泉では旅館やホテルだけでなく飲食店も大きな被害を受け、営業再開の見通しが立たない店も多いということです。
屋台村は、ことし7月末まで、5月3日から6日を除く、毎日午後6時から午後9時まで営業するということです。
経営しているカフェが被害を受け、出店した坂下さとみさんは「ずっと休んでいても気持ちがへこんでしまうので、屋台村は私たちの生きがいにもなる。和倉温泉に泊まって能登のために働いている工事関係者にもおいしいものを届けたい」と話していました。
屋台村を企画した和倉温泉商店連盟の立川尚人会長は「和倉温泉は七尾市の中でも復興が遅れていた。人がどんどん集まって、みんなの活力になる場所になればと思う」と話していました。
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2024年4月29日 11時00分 NHK NEWS WEB