24/02/27 16:43:34.02 yiShF/Qp9.net
※2/26(月) 10:02配信
47NEWS
画面越しに見る若い女性は、ほんの少し緊張した面持ちだったという。
岡山市にある「ウィメンズクリニック・かみむら」。院長・上村茂仁さんはモニターの向こうにいる女性の話を聞いていた。オンラインでの診察だ。女性は緊急避妊薬(アフターピル)を求め、岡山県のある処方箋薬局に駆け込んできた。
上村さんは、女性が薬局で記入した問診票を元に、一番重要な点だけを念押しした。
「相手はパートナーで、同意はあったけど避妊できていなかったということですね」
女性が「はい」と答えると、上村さんはピルを処方すると告げた。最後に「心配なことはないですか」と尋ねる。すると、女性から質問が次々に飛び出した。
「行為から1日以上たってしまいましたが、妊娠は回避できますか」
「アフターピルを飲むと、生理の時期は変わりますか」
上村さんは、48時間以内なら85%くらいの確率で防げること、生理は遅れたり早まったりすることを説明した上で、こう語りかけた。
「何か不安があったらどんなことでも連絡ください」
アフターピルは海外ではごく簡単に入手できるのに、日本には高いハードルがある。このため上村さんらは、できるだけ迅速に処方する独自の取り組みを始めている。取材を進めると、女性たちが置かれた苦境が浮かび上がってきた。
▽海外では既に「必須医薬品」、無料で提供も
アフターピルは、排卵を抑える働きがある飲み薬。性交後72時間以内に服用すれば高い確率で妊娠を防ぐことができる。
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