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●カメラが向けられたのは作品ではなく私でした」
こう話すのは、大学院で美術を学ぶ学生です。展示会に来場した男性に作品の説明を終えたあと、写真を撮られました。
展示会場や画廊で、作家にプライベートのことを聞き出したり、しつこくつきまとったり…。
活動にまで影響を及ぼす行為に、各地で対策も始まっています。
大学院で美術を学ぶ吉田佐知さん(仮名)が大学3年生の時の展示会での出来事でした。
学外の展示会場は、ビルのワンフロアを解放したようなつくり。
吉田さんはほかの学生と一緒に、写真の作品を展示しました。
来場した中年の男性に、作品について尋ねられます。
「興味を持ってもらえた」
うれしさから、一生懸命質問に答えました。
ひとしきり話し終わると男性に聞かれました。
「写真撮っていい?」
そのあとの男性の行動は思いがけないものでした。
カメラを向けたのは、作品ではなく吉田さんだったのです。
そして「サインをして」と名前をフルネームで書くよう求められました。
「あまり鮮明に覚えていないんですけど、ただ予想外すぎてそこではっきりと『いやそれはちょっとできません』といった断り方ができなかったのをすごく覚えています」
少したって冷静になると、怖さが沸き上がってきました。
さっきのあれ、何だったんだろう』
『あの写真を一体どうする気なんだろう』
まわりには、吉田さんのほかにも学生がいましたが、受け付けを担当していたり、背を向けて展示の仕切りの向こう側にいたりして、相談もできなかったといいます。
吉田さんの居場所を探している男性がいる」
その後、大学内で開かれた展示会で、別の学生から聞かされます。
「知り合いにそんな人いたかな…?」
心当たりがなかった吉田さんの心に浮かんだのは、カメラを向けてきた男性のことでした。
続きはNHKおはよう日本 2024年2月25日 20時48分
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