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セーラー服の価格差、学校間で最大6万円…公立中高の制服調査した公取委「少しでも安価に供給を」
2024/02/26 05:00 読売新聞
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全国の公立中学・高校の制服について、学校間で販売価格に最大6万円の差が生じていることが公正取引委員会の調査でわかった。1着当たりの最高額は7万円を超えていた。公取委は、取引先のメーカーや販売店の固定化が価格の高止まりを招いている可能性があるとして、入札などを導入すべきだとしている。
公取委は2022年12月、制服の取引実態を把握するため、公立中学1200校(全体の13%)、高校750校(同21%)の調査を行い、約8割から回答を得た。
価格差は中学女子のセーラー服が最も大きく、最高値の約7万2000円に対し、最安値は約1万2000円。男子で価格差が最も大きかったのは高校のブレザーで、最高が約6万3000円、最安は約1万8000円だった。詰め襟などを含む他の男女8種類の制服にも約4万7000~3万2000円の差があった。
公取委は「凝ったデザインの制服は製造工程が増え、価格が高まる傾向がある」とした上で、「同じ業者だけを取引先に選び続ける学校は価格競争が起きず、値段が下がりにくい」と分析する。
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