24/01/19 01:38:15.93 nBZ4EsPC0.net
>>398
アルコールとアセトアルデヒドには発がん性があり、このふたつの酵素の働きが弱い人が飲酒家になると頭頸部・食道の発がんリスクが特に高くなります。頭頸部・食道のがんは1人に複数発生する傾向がありますが、飲酒と喫煙とは相乗的に多発がんの危険性を高め、さらにALDH2の働きが弱いと特に多発がんが多くみられます。
大腸がんはエタノール換算50gで1.4倍程度のリスクとなります。
肝臓がんの最大の原因はC型・B型肝炎ウイルスへの感染と肝硬変ですが、飲酒も原因のひとつです。飲酒はB型とC型肝炎ウイルス感染者では肝硬変への進展を促進し発がん年齢を低下させます。
最近の研究では、多量飲酒が膵がんとALDH2の働きが弱い人の胃がんのリスクを高め、妊婦の飲酒が小児の骨髄性白血病のリスクとなる可能性が報告されてきています。また、飲酒が関連する発がんでは安全な飲酒量は示されていません。頭頸部がん、食道がん、肝臓がんでは禁酒により最初のがんや2つ目のがんの発生リスクが低下することが報告されており、禁煙・禁酒・野菜や果物の摂取に取り組めばさらにリスクは低下します。
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