23/12/30 21:03:36.78 8qE+rqab0.net
④段落。
子どもを分け隔てることなく、平等に知識を培う理想と同時に、能力別に人間を格付けし、差異化する役割を学校は担う。
そこに矛盾が潜む。
出身階層という過去の桎梏を逃れ、自らの力で未来を切り開く可能性として、能力主義(メリトクラシー)は歓迎された。
そのための機会均等なはずだ。
だが、それは巧妙に仕組まれた罠だった…。
平等な社会を実現するための方策が、かえって既存の階層構造を正当化し、永続させる。
…これは近代の人間像が必然的に導く袋小路だ。