23/06/02 20:42:31.60 V+I4tsns0.net
>>162
ジム・ロジャーズ
私が初めてバイクで世界一周し、日本に立ち寄ったのは1990年のことだ。当時、日本は最も豊かな国の1つであり、東京はとてもエキサイティングで活気のある都会だった。当時のガールフレンドのタバサと旅を終えた後、「日本に移住しようか」と思うほど強く惹きつけられたが、気になる点もあった。
それは、日本の子どもたちが彼らの親世代のように一生懸命働いていなかったことだ。アリのように働く日本の労働者の次世代は、親世代のような犠牲を払うつもりがないように見受けられた。
それから30年あまりが経ち、日本を「奇跡の復興」へと導いた戦後第1世代から第2世代へ、そして今の労働者は第3世代、第4世代に交代している。残念ながら、私が1990年に予見したとおりのことが起きているとしか思えない。
これはあくまで私の感覚だ。日本社会の生産性低下を、統計などの数字で証明することは非常に難しい。もちろん日本という国はすばらしく、私がこれまで出会ってきた日本人はとても優秀だが、残念ながら国民全体の労働意欲や向上心は低下しているように思われる。