【コロナ後遺症】コロナ後遺症の改善に依存症薬ナルトレキソンが注目浴びる、「生き返ったよう」と話す患者も [ごまカンパチ★]at NEWSPLUS
【コロナ後遺症】コロナ後遺症の改善に依存症薬ナルトレキソンが注目浴びる、「生き返ったよう」と話す患者も [ごまカンパチ★] - 暇つぶし2ch1:ごまカンパチ ★
23/05/28 16:38:30.49 wlyUARmk9.net
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■慢性的な痛みや炎症や「頭の中の霧」を抑える、安全性も高い
 アイルランドのダブリンに住む俳優、オルガ・ウェーリーさんの体調は、新型コロナウイルスに感染してから数カ月間も悪化し続けた。
会話もままならず、長時間集中することもできなくなり、50種類近い症状に苦しんだ時期もあったという。
何度も医療機関に通って治療を受けたが、症状は改善しなかった。だがその後、ウェーリーさんは有効な治療方法に出会う。
オピオイド(麻薬や鎮痛剤として働く薬物)依存症の治療薬として有名な「ナルトレキソン」の低用量投与だ。

オピオイド依存症の治療では、通常量である50~100ミリグラムが投与される。すると、ナルトレキソンは脳のオピオイド受容体に結合して働きを阻害する。
一方、通常量の10分の1から20分の1にあたる低用量を投与すると、ナルトレキソンは慢性的な痛みや炎症を抑える働きをする。

低用量ナルトレキソン(LDN)は数十年にわたって、多発性硬化症やクローン病などの自己免疫疾患、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)などの
ウイルス感染後にかかることが多い病気、線維筋痛症などの慢性的な痛みをもたらす病気などによる、数々の慢性症状の治療に用いられてきた。
現在、世界で数千万人もの人々が新型コロナ後遺症に悩まされているが、LDNはその症状の改善が期待できる数少ない治療法のひとつとして注目されている
(編注:国内未承認)。

ウェーリーさんの場合、頭の中に霧がかかったようになる「ブレインフォグ」がLDNで改善された(彼女はブレインフォグを「ロバに頭を蹴られたような感じ」にたとえている)。
「大量の情報に圧倒されたり頑張りすぎたりしなければ、ブレインフォグを感じることもほとんどなくなりました」とウェーリーさんは言う。
またLDNの服用で少し元気を取り戻したので、活動しすぎた後にダウンしてしまうことも減り、娘の世話やパートタイムの仕事に復帰することができた。

「これはすばらしい薬です」と、米カリフォルニア州マウンテンビューにある多因子疾患センターの設立者、デビッド・カウフマン氏は話す。
内科医である氏は1980年代からLDNを患者に投与してきた。当初、LDNはエイズウイルス(HIV)患者に対する最後の治療手段として使用されていた。
「この薬が持つ可能性は、ほんの一部しか明らかになっていないと感じています」

■炎症を抑える
ナルトレキソンの主な作用は脳のオピオイド受容体の阻害だが、ごく少量を投与すれば脳や体の炎症を抑えることができる。
LDNは、脳を含む体内の多くの細胞にある「トル様(よう)受容体4」の働きを阻害し、炎症を促す因子が作られるのを抑えることで、炎症を緩和する。

「慢性炎症は手ごわいです」と、米アラバマ大学バーミンガム校の神経科学者で、主にLDNを研究するジャレド・ヤンガー氏は言う。
「炎症は広がったり移動したり別の炎症を引き起こしたりしやすいのです」。
氏によればLDNの長所は、他の抗炎症薬と比べて、効果を発揮する十分な量が脳に入ることができる点だ。

ME/CFSなどの病気はウイルス感染症がきっかけで発症することが多く、新型コロナ後遺症に似たさまざまな症状が出るが、
問題のありかが脳の炎症であることを複数の研究が示唆している。
「おそらくそれが、新型コロナ後遺症のブレインフォグや倦怠感の原因でしょう」とヤンガー氏は言う。

米シアトルで家族と暮らすアリザ・プレスマンさんにとって、LDNの最大の効果は、ブレインフォグが緩和されて明確な思考を取り戻せたことだ。
「おかげで、考えを言葉にしやすくなりました」とプレスマンさんは振り返る。また、LDNの投与で患者の倦怠感が軽くなり、活力を多少取り戻せることもある。
「LDNで私は生き返ったようなものです」と話すのは、米メリーランド州ボルティモアに住むME/CFS患者のホイットニー・フォックスさんだ。
ささいな刺激にも耐えられずに8カ月間寝込んでいたフォックスさんは、LDNの服用で日光や音楽にも耐えられるようになり、立って活動できる時間が増えた。

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