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読売新聞 2023/05/01 20:57
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フリーマーケットアプリ大手メルカリの電子決済サービス「メルペイ」に不正接続して、たばこを詐取する事件があり、神奈川県警などの合同捜査本部が2月に逮捕した中国籍の男のパソコンなどに約290万件のIDやパスワード、約1億件のメールアドレスが残されていたことがわかった。
合同捜査本部は1日、男を不正アクセス禁止法違反の疑いで再逮捕した。
再逮捕されたのは東京都港区白金台、会社役員の男(30)。
発表によると、男は2021年12月22日~22年1月15日頃、何者かと共謀して不正に入手したメルカリ利用者12人のメールアドレスやパスワードを使って、同社のサーバーに不正接続した疑い。「やっていない」と容疑を否認している。
事件を巡っては、22年6月以降、メルペイに他人名義で不正に接続してたばこなどを詐取したとして、中国籍の男女計13人の逮捕が発表されている。
合同捜査本部は、男が中国を拠点に個人情報をだまし取るフィッシング詐欺を行っていた犯行グループの中心人物とみている。
神奈川県警によると、不正入手されたデータが、一度にこれほど大量に確認されるのは、全国でも過去に例がないという。