23/03/27 21:32:04.16 xLTcoDnv0.net
>>721続き
またネズミの育児放棄にはプロラクチンの働きが影響する。
プロラクチンとは乳腺を刺激し、母乳が出るように指示するホルモンだ。
出産能力を持ち、乳腺の機能を正常なのに、
子育てを放棄しているネズミがいる。
群馬大学の研究で、こうしたネズミは
母ネズミが妊娠中に十分なプロラクチンが分泌されないと
生まれてくる事がわかった。
プロラクチンはストレスホルモンの一種でもあり、
ストレスによって敏感に分泌量が変化する。
妊婦がストレス下に置かれると
プロラクチンの分泌量が減少し、
知的障害児が生まれやすくなる。
胎児のときにプロラクチンを浴びなかったネズミは
脳内物質のドーパミン分泌が過剰となり、
じっとしている事ができなくなる。
落ち着きがなくなるのだ。
人間で言うと多動症、つまりADHDの子供が生まれてくるわけだ。
こうした子供は動き回っているため
母ネズミはまともに授乳できない。
また子供も低体温と飢餓で2日あまりで死んでしまう。
このような子供が育ってもまともに育児できない。
胎児期にプロラクチンを浴びる事によって
育児に必要な回路が脳に形成されるのだが、これが未熟であるためだ。