23/03/27 20:41:37.58 xLTcoDnv0.net
>>437続き
実験施設に入れられた4組のネズミたちは、
新しい環境に慣れて縄張りを作り、
巣作りを始め、104日後から出産を開始した。
ここまでの期間をフェーズAと呼ぶ。
フェーズAは人間でいえば
原始的な狩猟生活を送っていた時代である。
原始人たちもネズミ同様に少数で群れ、
それぞれ縄張りを作って細々と生活していた。
身分の差も巨大な戦争もなかった
牧歌的な黎明の時代である。
それからネズミの個体数は順調に増え続け、
315日目には全体で620匹に達した。
この期間をフェーズBと呼ぶ。
フェーズBは人間でいえば
農業を開始して徐々に人口が増えていった
近代までの歴史とみていい。
ただ人類はネズミと比べ繁殖力が弱いので
その段階に達するまで12000年もの歳月を要した。
ここまでは何ら変哲のない展開であり、
全て予想通りの結果だった。
そして、フェーズCが始まった。