「視力がどんどん落ちている」小2で視力は0.2 頭痛に無気力も…子どもを襲う心身の不調 [蚤の市★]at NEWSPLUS
「視力がどんどん落ちている」小2で視力は0.2 頭痛に無気力も…子どもを襲う心身の不調 [蚤の市★] - 暇つぶし2ch1:蚤の市 ★
23/03/26 07:49:20.11 PJlopoqW9.net
<ネット依存 コロナ禍の子どもたち2)>
 「視力がどんどん落ちている。タブレット端末やスマートフォンを見る時間が長くて心配です」
 さいたま市の中山早紀子(39)=仮名=が不安を口にする。小学2年の長女が「黒板が見にくい」と訴え、眼鏡を使い始めた。視力は0.2だ。
 幼稚園からタブレットを買い与え、昨年からスマホを持たせてきた。
 懸念に輪を掛けるのが、1人1台の学習用端末を配布する国の「GIGAスクール構想」。長女は毎日端末を持ち帰り、アプリのドリルなどの宿題に取り組んでいる。
 「首を突き出し、目を画面に寄せて固まっている。注意しても、悪い姿勢にすぐ戻ってしまう」
◆将来は網膜?離のリスク
 子どもの視力が悪化している。2021年度の文部科学省の統計では、1.0未満の中学生の割合は約61%で、11年度から約9ポイント増。強度近視や内斜視の増加も懸念されている。
 文科省は21年、小中学生対象の大規模調査に乗り出した。近視で長くなる「眼軸長」(角膜から網膜の距離)を計測。成人で平均24ミリ弱とされるのに対し、小学5年男子が23.92ミリ、中学3年男子が24.61ミリ。長い傾向が明らかになった。
 眼球がラグビーボール形になるイメージで、いったん伸びると元に戻らない。将来は網膜?離などのリスクが高まるとされる。
 「だが、インターネットの影響は視力だけではない。長時間使う子どもに体の痛みや睡眠の乱れ、心身の疲労を訴える傾向がある」
 群馬大教授の伊藤賢一(社会学)は指摘する。幅広い心身の不調について、埼玉、群馬、栃木など10県の小中学生と高校生計約2万7000人にアンケートした研究者だ。
◆子どもにVDT症候群の懸念
 調査は22年1月までの2カ月間に実施。19項目の健康状態を尋ね、相関関係を調べるためネットの利用状況も聞いた。
 「頭痛がよくある」と答えた高校生は、ネットを利用しない層では9.9%だが、利用8時間以上の層では21.3%。
 「何もやる気がしないことがよくある」と答えた中学生は、ネットを利用しない層で9.4%、8時間以上の層で19.6%だった。
 心身の不調は、思い当たる大人も多いはず。目の疲れ以外に肩こりや頭痛、吐き気などの症状が「VDT(ビジュアル・ディスプレー・ターミナルズ)症候群」と呼ばれる。
 厚生労働省は19年、職場でのデジタル作業の拡大を踏まえ、労働者の健康を守るためのVDT作業のガイドラインを改定した。1日の作業が長時間にならないようにし、連続1時間を超えないことなどを事業者に定めている。
 VDT作業は1日4?5時間で疲労が蓄積するとの研究があり、労災認定された例もある。
 「まして、子どもにはより慎重な配慮が必要なはず」と伊藤。今回の調査結果は近く公表予定だが、「幅広い健康状態について、国や自治体がより本格的に調べるべきだ」と訴える。 (臼井康兆、敬称略)
東京新聞 2023年3月26日 06時00分
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)


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