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酪農家の経営危機、牛乳パック10円値上げしても… 「子牛が売れない」エサや燃料価格の高騰に苦しみ 2/18
多くの牧場が経営危機に陥っている酪農業界。
不安定な生乳の生産状況の中で襲ってきたのが、ウクライナ危機を発端とする穀物などの高騰です。
昨年のウクライナ危機を発端に、輸入穀物は2倍近くに高騰したと言われます。
酪農家の主要なコストであるえさの価格高騰が酪農の経営を圧迫することになってしまいました。
酪農家の収入には、乳牛の子牛の販売もあります。
生まれた子牛は、メスであればそのまま「乳牛」として育てられます。オスが生まれた場合は、畜産用の市場で販売されます。
今までは、ホルスタインのオスの子牛は10万以上で販売できていたそうです。
しかし近年では、価格が千円くらいに急落することも増えました。ひどい場合は販売できずに牧場へ戻すことも。
そのまま育てるコストもかかるので、最悪の場合は殺処分することにもなります。
子牛を買い取る畜産業者も、子牛を育てるためには穀物が必要です。
その穀物が急騰するなか、より高価に販売できる和牛の育成が中心となります。
政府や業界団体、乳業メーカーは「牛乳を飲みましょう」「牛乳や乳製品を使って料理を使いましょう」といったキャンペーンをしています。
一時的な効果はあるものの、何度もキャンペーンをやれば消費者は飽きてしまい、いつも同じような効果を得るのは簡単ではありません。
しかし、牛乳や乳製品の価格を維持するために、さらなる税での補助には疑問があります。
酪農以外でも厳しい業界があり、いまや豆乳や代替ミルクを選ぶ人も増え、牛乳以外でも栄養がとれます。
酪農家の支援の必要性だけを声高に叫びすぎると、消費者が置いてけぼりになり、さらなる牛乳離れにもつながりかねないのではないでしょうか。
短期的には経営支援は必要かもしれません。
ただし、中長期的には、距離が離れていく消費者と生産者側が対話していく機会を増やしていくことが必要だと思います。
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