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>>207
耳の中の皮膚は内から外へ移動するらしい
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外耳道には耳垢がたまらないという自己清掃システムがあり、これを外耳道の自浄作用といいます。
鼓膜から外耳道の外側へ向かって皮膚が移動していく「migrationマイグレーション」という現象があり、外耳道の皮膚は表皮が奥から外へ剥がれ落ちることなくベルトコンベアー式に順に移動するのです。
このような表皮の動きをするのは体の皮膚では外耳道だけです。
その移動距離は1日に0.1mmといわれております。外耳道の長さは2.5-3 cm(外1/3~1/2;外耳道軟骨部、内1/2~2/3;外耳道骨部)です。
外耳道狭部(軟骨部と骨部の境界)まで来ると、ここには耳垢腺や耳毛がありさらに移動しやすくなります。ここで一部表皮が剥がれ落ち、耳垢となって外へと移動します。
また、外耳道狭部の下前方には顎関節があり、顎を大きく開けると外耳道内から顎関節が動くのが確認できます。
つまり話をしたり噛んだりして顎関節を動かすと、耳垢や異物を外側に動かす作用が加わります。
結果として3か月もすれば鼓膜についていた物や耳垢も自然と外まで出てくることになります。
このマイグレーションを中心とした耳の自浄作用がうまく機能しておれば、耳掃除は医学的にはしなくてよい行為なのです。