23/02/21 17:47:50.76 dZWCvLy90.net
>>428の続き
■中国はメキシコより先に郵便で送っていた
さらに米国で蔓延するフェンタニルがどこから来ているのかを追跡していくと、意外なことがわかった。メキシコの麻薬カルテルが製造しているフェンタニルの原料となる化学物質の大部分は中国から供給されている。つまり、中国の化学会社がフェンタニルの前駆体(ある化学物質が生成される前段階の物質のこと)を作り、メキシコのカルテルに供給しているというのだ。
なぜ、こうなったのかと言えば、実は中国はメキシコより先にフェンタニルを製造し、国際郵便などを通じて米国に送っていた。ところがこの問題が深刻化したことで、米国は2018年10月に郵便システムを介した海外からのオピオイドの流入を防ぐための「合成薬物の密売および過剰摂取防止法(STOP法)」を制定し、郵便物の検査体制と取り締まりを強化した。
その結果、中国からの郵便物が大量に押収されるようになったため、中国は仕方なく、フェンタニルの原料をメキシコに輸出する方法にシフトしたのではないかと思われる。
中国がフェンタニル原料の主要な供給源であることを把握している米国政府は中国に対し、メキシコへ輸出している業者にやめさせるように要請しているが、中国側はそれに応じようとしないという。それどころか、中国政府は米国のフェンタニル問題を「外交カード」として利用しようとする動きを見せている。