23/02/21 17:45:21.63 dZWCvLy90.net
>>422の続き
■政治家や裁判官を買収するメキシコのカルテル
米国で使用されるフェンタニルのほとんどはメキシコから密輸されているが、それを作っているのは同国最大級の麻薬組織「シナロア・カルテル」だ。
もともとメキシコには麻薬組織がいくつも存在し、数十年前から組織間の縄張り争いや政府の取り締まりに対抗する「麻薬戦争」が行われてきた。この戦いで殺されたり、行方不明になったりした人は一般市民も含めて10万人を超えるといわれているが、それを制してナンバーワンの組織になったのがシナロア・カルテルである。
同カルテルは世界50カ国以上で活動しているというが、その中心は米国であり、米国内のヘロインやメタンフェタミンなどの違法薬物の主要な供給源となっている。その経済的規模は不明だが、組織のボスの「エル・チャポ(ちび)」ことホアキン・グスマンが米経済誌『フォーブス』の「世界のビリオネア(長者番付)」に載ったことなどから推測すると、莫大(ばくだい)な利益を上げていると思われる。
麻薬で得た利益で政治家や警察官、裁判官らを買収して法の目を逃れ、一国の軍隊並みの戦闘部隊を備えているのである。