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「お兄さん、ガールズバーどうですか」。約17年前、雪が降り積もる札幌の繁華街ススキノで、行き交う男性に次々と声を掛ける若者がいた。指示役「ルフィ」の下で繰り返された強盗事件を巡り、関与が疑われる渡辺優樹容疑者(38)だ。知人男性(42)が、客引きのアルバイト店員から激変した渡辺容疑者の過去を語った。【田中龍士】
高校卒業後、酪農の町から札幌へ
「出会った頃の印象は、きちんとあいさつするし、礼儀正しくて普通の若者という感じ。犯罪に関わるようなタイプではなく、むしろ性格は穏やかでフレンドリーでした」
男性によると、渡辺容疑者は北海道別海(べつかい)町出身。酪農や漁業などが盛んな人口約1万6000人(当時)の小さな町で育った。高校卒業後、親元を離れて約300キロ西に位置する札幌で暮らしていたという。
男性の記憶では、2人の出会いは2005年秋ごろ。時折、雪がちらついていた。ススキノ中心部にある「ニッカウヰスキー」の大看板からほど近い路上で、男性はガールズバーの店長として、渡辺容疑者は別系列のキャバクラ店のアルバイトとして「キャッチ」と呼ばれる客引きをしていた。
「当時僕は24歳だったと思います。優樹(渡辺容疑者)は少し年下で他店のキャッチでしたが、路上に立ちながらいろいろ話をしているうちに慕ってくれて。学校がどうのこうのと言っていたので、札幌で大学などに行っていたのかもしれません。友達は少ない印象でした」
口うまく、次々客を引き入れ