23/02/09 08:15:55.45 HCB5FkFS9.net
熊本市中央区の国史跡「熊本藩主細川家墓所(泰勝寺跡)」で、肥後細川家の初代藤孝(幽斎)夫妻と2代忠興・ガラシャ夫妻の墓「四つ御廟[ごびょう]」に、何者かが液体をかけたような跡が見つかった。熊本市は8日、県警に被害届を出す方針を明らかにした。
市文化財課によると、公園の管理を請け負う市シルバー人材センターの会員が2日に汚れを見つけ、水で落ちなかったため、6日に市に報告した。4基の五輪塔すべてで最下段の石(地輪)の周囲にかけられており、市は人為的に汚された可能性が高いとみている。かけられた液体は赤みがかった色をしており、成分は分かっていない。
いつ液体がかけられたかは不明だが、同課は「気付きやすい目立つ汚れなので、発見日(2日)に近いと思われる」としている。写真で汚れがないことを確認できているのは昨年2月7日。現場には入園料を払えば誰でも入ることができ、付近に防犯カメラはないという。
市は、県警へ被害届を出す予定で、同課は「文化財としての価値を損なうような行為で、お墓でもあるので残念だ」と話している。文化庁や県に相談しながら、文化財を傷つけない洗浄方法や見回りの強化など再発防止策を検討する。(園田琢磨)
熊本日日新聞 | 2023年2月9日 06:55
URLリンク(kumanichi.com)