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【北京＝比嘉清太】中国疾病予防コントロールセンターは、中国本土での今回の新型コロナウイルス流行が「終わりに近づいた」と結論付ける報告を発表した。
新たな変異株は見つかっていないとも主張した。春節（旧正月）の連休に伴う感染爆発などへの国際社会の懸念を 払拭ふっしょく する狙いとみられる。
報告は今月２５日付。感染のピークは昨年１２月下旬だったとした上で、都市と農村で感染の勢いは「基本的に同じペースだった」との見解を示した。
今月下旬にかけて流行が「比較的低いレベル」に下がり、医療の 逼迫が軽減されたと強調した。
農村での発熱外来の受診者数はピーク時の昨年１２月２３日で延べ９２万２０００人だったのが、今月２３日に延べ５万人まで減少したとした。
昨年１２月２５日に２９・２％だったＰＣＲ検査結果の陽性割合は、今月２３日に５・５％まで下がったという。
同センターによると、昨年１２月８日から今年１月２６日にかけ、コロナに関連して医療機関で死亡した人は約７万９０００人だった。
ただ、米政府系のラジオ自由アジアは２６日、湖北省武漢市の一部地域だけで昨年１２月以降に５０００人が死去したと、現地当局に近い関係者の情報として伝えた。
死者数も含めた感染状況が公表よりはるかに深刻だとの指摘はいまだに根強い。
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