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「棄てても棄ててもワクチンはやってくる」 泉美もくれんのトンデモ見聞録 第279回
日本が現在契約しているワクチンは、合計8億8200万回分。
実際の接種回数は、半数にも満たない3億2000万回程度。
差し引きで、4億5539万回分のワクチンが余っており、その金額は、１兆2400億円以上だ。
2022年、東京23区だけで、100万回分、総額27億2500万円分のワクチンが期限切れになって廃棄されていたという。
さらに、関東1都6県で調査すると、合計300万回分が廃棄されていた。
82億円近い税金が、棄てられてしまったのだ。
最近では、スイスが、「棄ててもまた届くワクチンにうんざりしている」というニュースがあった。
スイスは、人口900万人に対して、3300万回分のワクチンを仕入れているという。
しかし、国内は、もはやコロナを気にする人がほとんどいなくなっていて、未使用のワクチンが大量に余っている。
そこで、アフリカに提供しようとしたらしいが、どこも欲しがる国がないという。
行き場のないワクチンを抱えたスイスは、今年、数百万人分を廃棄する予定だという。
ところが、廃棄しても、すでに契約済みのワクチンをまだまだ受け取らなければならず、
数週間後には追加の200万人分が、さらに、2023年末までに1160万人分が届くことになっている。
その大半は、接種されることなく、廃棄されるまでの数カ月間、冷凍庫に保管されることになるらしい…
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