23/01/13 00:53:24.14 HzNgCEaN0.net
なぜワクチンに使われる遺伝子の毒性を無くさなかったのか?
ワクチンの作製方法はいくつもありますが、基本的にはワクチンは健康な人を対象とするものですので、毒性をなくす、あるいは極力0に近くする事が原則です。
遺伝子ワクチンはもともと遺伝子操作で作られていますので、スパイクタンパクの毒性をなくす事自体は簡単です。例えばACE2結合部位にアミノ酸置換を入れたり、欠失を入れたり、といった方法を用いる事もできるでしょう。
そもそも抗体が認識するのはタンパクのほんの一部です。抗原の抗体結合部位は一般的にはアミノ酸5~8個くらいです 全長のスパイクタンパク遺伝子を使う必要もなく、タンパクの半分や一部分でもワクチンとして十分機能するはずです。
毒性のある遺伝子を毒性を意図的に無くさないまま使っているのだとすれば、私はそのデザインに何らかの悪意を疑います。
荒川央[アラカワヒロシ]
1968年生まれ。1991年京都大学理学部卒業、1996年京都大学理学博士(分子生物学、免疫学)。分子生物学者、免疫学者。バーゼル免疫学研究所(バーゼル)、ハインリッヒ・ペッテ研究所(ハンブルク)、ヘルムホルツ研究所(ミュンヘン)、マックスプランク研究所(ミュンヘン)を経て、現在、分子腫瘍学研究所(ミラノ)所属