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オミクロン対応ワクチン接種が進まないから致死率が上がっているという専門家の見解
新型コロナ 専門家 “実際にはすでに過去最大の感染状況か”
2023年1月8日 18時19分
国内の死者急増の背景は
東京医科大学の濱田篤郎 特任教授は「流行しているウイルスの性質が変わったわけではなく、感染者数そのものが急増していることが背景にあると考えられる。感染者として報告される人数は去年夏の第7波を超えていないが、全数把握は完全には行われておらず、実際にはすでに第7波のピークを超える過去最大の感染となっていて死者数も過去最多となっているのだと思う」と指摘しました。
そのうえで「高齢者の感染が多いことも死者数の増加の背景として考えられる。オミクロン株対応ワクチンの高齢者での接種率は6割ほどと3回目までの割合に比べてまだ高くない。重症化した時に対応する医療機関のひっ迫も深刻になってきている。行動制限のない年末年始で多くの移動や接触があったため、増加傾向は今後も続くとみるべきだ。インフルエンザの同時流行という今までに無かった事態にも直面していて、医療のひっ迫がさらに厳しくなっている」と述べました。
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