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2022/11/24 16:08
西村康稔経済産業相は２４日、東京都港区の東京タワーで開かれている安倍晋三元首相（元自民党総裁）の軌跡をたどる写真展「不屈の政治家 安倍晋三写真展～産経新聞カメラマンがとらえた勇姿～」（月刊「正論」主催）を訪れた。
西村氏は、国際会議や東日本大震災の被災地、自衛隊の閲覧式などさまざまな場面での安倍氏の姿をとらえた写真に見入った。子供たちと笑顔で触れ合っている安倍氏の写真を見て「心の底から笑っているんだよね」とつぶやいた。
西村氏は安倍政権で党総裁特別補佐、官房副長官などを歴任した。写真展を見た後、記者団に「胸がいっぱいになった。国際社会で各国首脳の意見が割れる中で安倍氏が対立をまとめたところを今でも覚えている」と述べた。
その上で「安倍氏は国際社会の中で日本の発言力を増し、世界の平和と安定のために尽くした。経済を発展させるという思いで成果を挙げた。安倍氏がやろうとしたことを、しっかりと引き継がなければならない」と強調した。
安倍氏不在の日本政治に関し、西村氏は「安倍氏のようには、すぐにはできない。それぞれが立場、立場で思い切り発言し、力を発揮していくことが大事だ」と語った。
自身は経産相として▽エネルギーの安定供給▽貿易や投資などの分野での国際秩序の形成と発展▽円安も生かした国内投資とイノベーション（技術革新）と所得向上の好循環の実現－に取り組む考えを示した。
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