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政府・日本銀行は22日、円安ドル高に歯止めをかける狙いで、東京外国為替市場でドルを売って円を買う「為替介入」を実施した。鈴木俊一財務大臣は同日夕に記者会見し、「過度な変動が繰り返されるのは決して見過ごすことはできない。本日、為替介入を実施した。引き続き、為替市場の動向に高い緊張感を持って注視するとともに、過度な変動には必要な対応をとりたい」と述べた。
介入の規模などは明らかにしなかった。政府・日銀による為替介入の実施は2011年11月4日以来、約10年10カ月ぶり。ドル売り円買い介入に限れば1998年6月17日以来、約24年3カ月ぶりだ。この時は2312億円相当の介入を行ったほか、同年4～6月で合計3兆円を超える円を買った。
歴史的な円安ドル高水準になっている要因は、インフレ対応で米国が利上げを進める一方、日本は金融緩和を続けているためだ。
円相場は22日、日銀が金融政策決定会合で金融緩和の維持を決めた後の黒田東彦総裁の会見中にみるみる下落し、24年ぶりに145円台となった。一方、米連邦準備制度理事会（FRB）は21日の米連邦市場委員会で大幅な利上げを続ける方針を示していた。
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