22/07/29 10:54:01 lycfZSGy9.net
兵庫県明石市は28日、離婚後のひとり親家庭への養育費不払いで、市が3カ月分を立て替えて支払うと発表した。これまで、1カ月分の立て替えを行ったものの、申し込みが低調だったため、市は増額で利用促進を図る。
市が不払い額を立て替えた上で相手方から回収する仕組みで、公正証書などで養育費を取り決めていることが条件。2020年度に単年度事業として行い、利用は23件にとどまっていた。市は今回、不払い側の資産差し押さえ費用も新たに補助もする。泉房穂市長は「相手とのトラブルを嫌がって利用を敬遠されたこともあるが、3カ月分の立て替えなら利用が進むのではないか」と話した。
養育費不払いをめぐっては、民間保証会社が立て替える仕組みを導入した自治体は全国で20前後あるが、市が担う仕組みは明石市のみ。泉市長は「海外では当たり前のこと。本来は国が責任を持つべきだ」と指摘した。2016年の厚生労働省の調査では、離婚した父親からの養育費の支払いを「現在も受けている」と答えた母子世帯は24％にとどまっている。【大川泰弘】
毎日新聞 2022/7/29 10:39（最終更新 7/29 10:39） 450文字
URLﾘﾝｸ(mainichi.jp)