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■上皇ご夫妻と安倍元首相との確執
今回、取り上げるのは、上皇陛下の生前退位に関する特例法の制定の問題です。
上皇陛下は、生前退位に関して、恒久的な法的枠組み作りを求められた一方で、安倍内閣は、一代限りの特例法で対応することを決定。
この決定を巡り、皇室と官邸との間に強い確執が生じたことが報じられています。
政府が「生前退位」を今上天皇の”一代限り”で認める特例法案を閣議決定してから、わずか2日後、毎日新聞朝刊が21日付1面で衝撃のスクープを報じた。
「有識者会議での『祈るだけでよい』 陛下 公務否定に衝撃 『一代限り』に不満」 毎日新聞2017年5月21日 東京朝刊
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陛下は、有識者会議の議論が一代限りで退位を実現する方向で進んでいたことについて
「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、制度化を実現するよう求めた。
「自分の意志が曲げられるとは思っていなかった」とも話していて、政府方針に不満を示したという。
宮内庁関係者は「陛下はやるせない気持ちになっていた。陛下のやってこられた活動を知らないのか」と話す。