22/06/13 21:51:16.07 LUgyxusJ9.net
大切なのは「教養の基礎体力」
たとえば「ワクチンの中にマイクロチップが入っていて、世界の人々をコントロールしようと
している」という陰謀論。こういう話がまことしやかに出てくるのですね。でもどうやって
マイクロチップをワクチンに入れることができるのか。そんな目に見えないようなマイクロ
チップが開発されれば、その時点で大きなニュースになるはずです。そう考えるとおかしな話です。
そこで「そんなチップ自体、開発されていないぞ」と、常識的な判断ができるかどうか。
非常に巧妙なデマもあります。こういうデマにひっかからないようにするには
どうしたらよいのかというと、それは「教養の基礎体力」だと思うのです。
今回、mRNA(メッセンジャーRNA)を使って極めて早くワクチンをつくることができました
。新しい技術のワクチンとなると、不安になる人も多いのはわかります。このmRNAワクチン
についても、「ワクチンを打つと遺伝子が組み換わる」といったようなデマが広まりました。
でも高校の生物の教科書を見ると、そもそも最初のところに「DNA」と「RNA」についての
解説もありますし、mRNAは「伝令RNA」として、あくまで遺伝情報を伝えるメッセンジャー
であるということが書いてあります。高校生のときにきちんと学んでいれば、理解できたはずなのです。
ワクチンに関する警戒心を招いたのは、1998年にイギリスの医師が発表した捏造論文がきっかけ
だったといわれています。「三種混合ワクチン」という名前を聞いたことがあると思います。
麻疹(M)、おたふく風邪(M)、風疹(R)の3種の