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ダイアモンドオンライン2022.6.7 4:15
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警備員のルーティンワークは「立哨(りっしょう)・動哨(どうしょう)」「監視」「出入管理」「巡回」の繰り返しです。筆者が勤務していた高層ビルでは、毎日4人の警備員が決められたタイムスケジュールに沿って、これらの業務を行っていました。
「立哨」とは、エントランスなどで「休めの姿勢」で立っている、アレです。出勤者にあいさつをしたり、不審者がやって来ないかチェックしたりします。「動哨」は、それを歩きながらすること。不審者や不審物を探し回る散歩みたいなものです。ルートは決まっておらず、敷地内のどこを歩いてもOKです。
「監視」はその名の通り、防犯カメラの映像を眺めたり、火災報知器などの警報に対応したりする業務です。「出入管理」はビルの入館者の受け付けや、落とし物の管理などをします。
「巡回」とは、「放置物品」「施錠チェック」「騒音」「破損」といった各種チェック項目に異常がないか確認しながら、決められたルートを歩く仕事です。ルートが決まっていて、チェック項目が多く、歩く距離が長いのが動哨との違いです。
(略)
警備員の勤務スケジュールは、「出勤(25時間勤務)」「明休(あけきゅう、出勤翌日の休み)」「公休(こうきゅう、出勤翌々日の休み)」のサイクルを回していくのが基本です。
気になるお給料事情ですが、現場の警備員は時給で働いています。私は、当時の東京の最低賃金に近い時給1000円でした。社員であっても、給料形態はアルバイトと同じです。
1回の勤務は、休憩と仮眠時間を除くと19時間なので、稼ぎは1万9000円になります。深夜労働代や残業代などを加味しても、月収は20万円程度。手取りだと16万円でした。隊長クラスになっても、時給が多少上がり、手当が加算されるだけなので、どんなに残業をしても手取りは20万円台です。
給料が安いという理由もあってか、警備員のほとんどは独身者でした。結婚している人も、夫婦共働きでなければ生活が成り立ちません。
もし転身を検討している人がいれば、「のんびり仕事したい」という消極的理由から警備員に転職するのは、やめておくのが無難でしょう。
(長文の為一部略)