22/05/25 08:37:00 wirtq0Pd9.net
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
JR門司港駅(北九州市門司区)で5月上旬、駅構内の展示室に飾られていた絵画1点が盗まれる事件があり、門司署は24日、窃盗容疑で逮捕・起訴された同区の男性被告(67)の自宅で見つかった絵画を、作者でアマチュア画家の内山昌子さん(81)に返還した。早速作品を元の場所に戻した内山さんは「同じ絵をもう一度描くことはできない。戻ってきてほっとした」と喜んだ。
盗まれたのは、停泊する船や関門海峡など門司港のレトロな町並みが描かれた水彩画。内山さんは「昔ながらの風景が消えてしまうのは耐えられない」と門司港など地元の風景を描きためており、4月下旬から102点を展示していた。
門司署などによると、事件は5月9日午後4時ごろ発生した。翌10日に駅員が絵画1点がなくなっていることに気づき、同署に通報。防犯カメラの映像から男性被告が浮上し、同署は12日に窃盗容疑で逮捕した。「家で鑑賞したかった」と容疑を認めているといい、23日に窃盗罪で起訴された。
内山さんは「素人の絵なので、盗まれた時はびっくりした。もう一度みなさんに楽しんでいただけるのはうれしい」と笑顔で語った。駅構内では事件後、駅員による定期的な巡回など監視を強化しているといい、米藤太一副駅長は「戻ってきて本当に良かった。門司港の思い出に浸ったり、新たな魅力を発見したりする場にしてほしい」と話した。
内山さんの作品は6月末まで展示される予定。