22/05/09 10:25:26.22 jjnNLbk80.net
>>680
未知の部分が多い「新型コロナ」
若者の重症化は少ないが…
medical.jiji
2020/05/05
◇数年後に発症も
実際、数年以上の経過後に症状が表れる疾患は、いくつかあります。はしか(麻疹)ウイルスによる亜急性硬化性全脳炎は、その一例です。
この疾患は、感染後に麻疹ウイルスが脳に5〜10年間潜伏しながら変異することで、発症します。症状としては記憶力の低下や歩行障害が挙げられます。現在は麻疹ワクチンの普及により、発症数は年間5〜10例ですが、治療法は確立されておらず、予後が悪い疾患です。
身近な疾患では、単純ヘルペスウイルス感染症が挙げられるでしょうか。これは、口や性器の周囲に水疱ができる疾患ですが、症状が治まった後も、ウイルスは神経節に潜伏します。風邪や疲れ、ストレスによって体の抵抗力が低下した時などに潜在していたウイルスが再活性化し、症状が再燃します。
新型コロナウイルス感染症は、後遺症や遅発性ウイルス感染についての議論はなされていますが、解明には至っていません。
【用語説明】遅発性ウイルス感染
ウイルス感染後、数年の潜伏期間を経て発症する感染様式。亜急性硬化性全脳炎を起こす変異型麻疹ウイルスや、進行性多巣性白質脳症を起こすJCウイルスが、この感染様式をとる。
参考文献
難病情報センター(2019). 亜急性硬化性全脳炎(SSPE)(指定難病24).(閲覧日:2020年4月29日).