22/04/19 22:47:41 BSoekzK90.net
>>946
威嚇行動の「目的」はなんなのか
防衛省発表による下図の、緑の航跡2機が戦略爆撃機(Tu-95MS)これをエスコートする各色(黄、紫、桃色)航跡2機が戦闘機(Su-35S)、日本海中部で周回している赤色の航跡が警戒監視や情報収集などの任務に当たったAWACS機(A-50)である。
これら一連の飛行は、ロシアが報道しているように、(この東日本大震災の慰霊の日を念頭に)計画的に行われたものであり、わが国に対する明らかな軍事的示威(威嚇)行動である。
大規模な自然災害により、深く傷ついた多くの日本国民が、10年という節目に失った家族や仲間の霊を慰めるという神聖で厳粛であるべき日に、哀悼の心をも踏みにじるようなかかる軍事挑発を行うロシアとは、何と非礼で無情な国なのだろう。
恐らく、北方四島の上空を通過していることなどから、この島の返還を一貫して求め、その交渉の過程で(国際法上の)四島の帰属を断じて譲らないわが国に対するけん制の意図があるものと見られる。
いずれにせよ、日本がポツダム宣言を受諾して無条件降伏したのを受けて、一方的に日ソ中立条約を破棄してわが国領土に侵攻してきた「ソ連」当時と、この国は本質的に何も変わっていないのだろう。
そういえば、忘れもしない10年前の東日本大震災当日。筆者は北海道や東北方面の防空任務を主担当とする北部航空方面隊(青森県三沢基地)の所属部隊に勤務していた。
この大震災発生後、特にこの地域の防衛任務を担う我々は、各種災害対応のため文字通り有事状態となった。この活動などについてはここでは触れないが、そんなさ中の3月17日、ロシア空軍は日本海に電子偵察機Il-20を飛行させた。