22/01/15 10:18:30.72 AY0DcPX99.net
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」とみられる感染の猛威は勢いを増すばかり。国内では昨年9月4日以来、4カ月ぶりに新規感染者が1万5000人を超えた。
「オミクロン株」は「デルタ株」に比べて重症者数が少ない傾向がみられるものの、厚労省の専門家組織の会合では、
潜伏期間が平均3日程度と従来の5日より短く、「これまで経験したことのない速さで新規感染者数が急増している」と指摘されている。
感染拡大防止に向け、岸田首相は3回目のワクチン接種を呼び掛けているが、3回目の接種率は13日現在で全人口の0.8%にとどまる。
「オミクロン株」や3回目のワクチン接種についてどう考えればいいのか。国立病院機構京都医療センターの林琢磨氏(がん医療研究室長)に聞いた。
─「オミクロン株」はワクチンを2回接種している人にも感染しますが、それでもワクチン3回接種の効果はあるのでしょうか。
日本国内で現在、接種されているワクチンは、従来型(武漢型)のスパイク糖蛋白質のアミノ酸の情報を基本として作られています。
オミクロン型のスパイク糖蛋白質は、従来型の30か所のアミノ酸変異を有しています。そのため、スパイク糖蛋白質の立体構造(骨格)は、従来型とオミクロン型では異なります。
諸外国の臨床研究によると、オミクロン型に対するワクチン(ファイザー、ビオンテック)の免疫効果は約10%でしたが、
ファイザーのワクチン3回接種による免疫効果は約70%あり、ファイザー2回とモデルナ1回接種による免疫効果は約80%だったと報告されています。
ワクチン接種回数による入院リスクは、1回が48%、2回が28%、3回が12%なので、
おそらくワクチンの3回接種がオミクロン型の感染拡大を防止する方法の1つと考えられます。
─日本政府は3回目接種を呼び掛けていますが、なかなか進んでいません。
残念ながら、現在も日本国内でワクチンを製造販売していません。そのため、日本政府は海外からワクチンを購入しなければならず、
(ワクチンを製造販売している)ファイザー社やモデルナ社と交渉が必要。さらにEU(欧州連合)ともワクチン配分などについて相談しなければならない。
つまり、他の先進国と比べてワクチンの輸入に時間がかかるわけです。
ワクチンの3回接種が好ましい
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