21/12/16 11:15:25.54 eU9lXv0g0.net
炎上案件である『くるみ割り人形』の「中国の踊り」は、どんなものだろう。
《昔の演出の「中国の踊り」》
女性が日本のゲイシャ風のカツラをかぶる
男性は「フー・マンチュー風のヒゲ」に、クーリー(苦力)ハットをかぶる
二人とも人差し指を立てて踊る(人差し指は「箸」「茶柱」を表しているなど諸説ある)
お辞儀やすり足といった「中国的な演出」が施されている
一般に、「中国の踊り」は「文化をステレオタイプに描くこと」が問題だと言われる。
特にマイノリティの文化を描く場合には、そこに明確な差別の意思がなくとも、無知や無理解に基づいた表現を「使い続けること」がよろしくない。
具体的に見てみると、
《「中国の踊り」を検証する》
中国、といいながら日本のカツラを被っている
お茶の精が意味もなく肉体労働者のクーリーハットを被っている(ヨーロッパ人がよく目にしていた低賃金労働者の姿を、中国を代表するものとして描いている)。
「中国人は人差し指を立てて踊る」というのはせいぜいがヨーロッパ人の思い込みで、決して中国の舞踊の代表的な仕草ではない
お辞儀やすり足も笑いを誘う過剰なものが多い
「フー・マンチュー」はイギリス人作家が生み出した悪人キャラで、白人社会では有名だが中国人からすると好ましい物ではない。
……つまり、本当の中国の歴史にも文化にも関係のないことを、「中国の踊り」として繰り返し上演しているわけだ。
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