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11/22(月) 19:18
無免許運転による人身事故を巡り、東京都議会で2度の辞職勧告決議を受けた木下富美子都議(55)が22日、都庁で会見し、辞職する意向を明らかした。決断にいたった理由も説明。小池百合子都知事からの助言があったとし、「父の安全が脅かされる事態となりました」とも明かした。
木下氏は会見の冒頭で一連の問題を神妙な面持ちで謝罪、運転免許再取得をしないことなどを話した。「辞職の決断について申し上げます」と切り出した場面。「今回、私が刑事訴追の可能性との間で十分な説明責任を果たせなかったために、大切な両親、そして齢85になる父の安全が脅かされる事態となりました」と告白した。「これ以上家族を巻き込むことはできない、これも辞職の決断に至る理由となりました」と続けた。
有権者に選出されたことを「最も大切」に考えていたと木下氏。「法律による議員の身分保障は民主主義の根幹であり、4年間の任期を都民の皆様にご奉仕するとの考えの元で、都議を続けたいと申し上げてまいりました」と強調した上で、「仕事がしたくて議員継続を望んでいるにもかかわらず、仕事をさせてもらえないという現実が、先日の委員会開会拒否で明らかになりました」と漏らした。「もちろん議員の仕事は議会出席だけではございません。しかし議員として十分に仕事をさせてもらえない理不尽な現実に悩みました」と、“恨み節”も飛び出した。
そんな中で東京都の小池百合子知事(69)と話をする機会を得たとし、「交通事故の解決に専念されたらどうか」「これで人生が終わるわけではなく、今回の不祥事を反省し再出発する時には相談に乗る」と、提案されたという。自身にとって「小池都知事は私の政治の師、政治の舞台へのきっけを作ってくださった方」と感謝の弁。「不祥事を起こし大変なご迷惑をおかけしました私を、親身に考えてくださること、本当にありがたいと思っております。支援者の方々とも改めてお話をし、小池都知事のご助言をふまえました上で深く考え、今回都議会議員の職を辞する決断にいたりました」と語った。
木下氏は都議選の選挙運動期間中だった7月に板橋区内で無免許運転で人身事故を起こし、公表しないまま再選。発覚後は体調不良を理由に都議会の本会議や委員会を欠席し続け、2度の辞職勧告決議を受けた。再選後に初登庁した今月9日に議員活動継続の意向を表明、これに議会側が猛反発し、木下氏が質疑予定の委員会が流会するなど実務にも影響が出た。今月19日には、5~7月にかけて7回無免許運転をしたとして、東京地検が道交法違反の罪で木下氏を在宅起訴。同21日、小池知事が木下氏について「今の状況を理解できない人ではないと私は考えている。自らが出処進退をただすことについて、彼女自身が決することを私は確信している」と話していた。
ソース URLリンク(news.yahoo.co.jp)
1が立った日時 11/22 19:34
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