21/11/19 21:57:49.55 BcM3C2be0.net
・・・米国憲法制定作業の中心的役割を果たした「建国の父」たちの治世ではまだまだデモクラシーを不信視する考えが多数であった。
また、米国憲法制定のときのアメリカの雰囲気を歴史学者ビアードは次のように伝えているが、これが現実であった。反・国王のイデオロギーで米国は建国された、という定説とは逆である。
「いまや共和主義的生活様式に乗り出したアメリカ革命の世代の人々は、すべて、かつては君主政体の下に成人したものであった。それら愛国者たちの大半は、君主政体に慣れていたので、・・・君主政体こそは法と秩序とを維持し得る唯一のものである、と信じていた。
アメリカ国王たる可能性のある候補を相手に・・・いろいろな交渉が内々進められていた。・・・その候補者の中には、ジョージ三世の次男の名もあった。