21/11/05 18:50:19.34 n/4FfIuL0.net
一田和樹
ネット世論操作の産業化の流れはこの5、6年という短い期間で、特に16年のアメリカ大統領選前あたりから急速に進んでいるように感じます。
当然、日本も例外ではありません。
実際、日本のネット上でも大量の「ボット」や「トロール」「サイボーグ」などが、すでにかなりの規模で活動していることが確認されています。
―すいません!例の「サイバーセキュリティ担当大臣」みたいな質問でお恥ずかしいのですが、「ボット」「トロール」「サイボーグ」ってなんですか?
プログラムを使って機械が自動的にリツイートや発言をする「ボット」に対して、いわゆる人海戦術で大量のリツイートや特定の発言を拡散する人たちが「トロール」。
そして、そのふたつを組み合わせたのが「サイボーグ」です。
ちなみに、日本ではまだ本格的な調査がされたことはありませんが、14年の衆議院選挙について、
ドイツのエアランゲン=ニュルンベルク大学日本学部教授のファビアン・シェーファー氏が言語解析技術を使って行なった分析では、日本国内でも大量のボットが活動していたことが確認されています。
ただし、日本の場合はネット世論操作を「誰が」行なっているのかわからない。
考えられる可能性はふたつ。
ひとつは日本の現政権とその支援勢力、もうひとつは国外の誰かですが、その目的も含めて見えづらい。
ちなみに、ネット世論操作が狙う国家の脆弱性は「民族問題の存在」「内部分裂の要素」「他国との緊張関係」「脆弱なメディアと情報リテラシーに欠ける国民」といわれていますが、
日本はそのすべてに当てはまる。
フェイクニュースを使った「見えない戦争」が民主主義を足元から揺るがしている。
まさに現在進行形で私たちはそういう時代を生きているのです。