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読売新聞 2021/11/03 00:02
政府は2日、新型コロナウイルス禍に見舞われた2020年の自殺について分析した「自殺対策白書」を閣議決定した。小中高生の自殺者は499人で、統計が残る1980年以降で最多。働く女性の自殺者は前年までの5年間(2015~19年)の平均値と比べて3割増(1698人)で、女性や子供の自殺増が目立つ。厚生労働省は相談窓口の利用を呼びかけている。
厚労省
白書によると、小中高生の自殺者は過去5年の平均値で男子233人、女子126人。これに比べ、20年は男子が20%増の280人、女子は74%増の219人に上った。小中高生全体は過去5年比で39%増えた。
小中高生の動機(不詳を除く)は、進路の悩みや学業不振などの「学校問題」が男女ともに最多。男子は81人で例年並みだったが、女子は77人で過去5年と比べてほぼ倍増した。厚労省は「学校行事の中止や延期、コロナ感染拡大の長期化で、気づかないうちに心身の疲れが出ている懸念がある。周囲が異変に気づいたら声をかけ、相談を促してほしい」とする。
20年の自殺者は全体で2万1081人(前年比4・5%増)。男性の自殺者は減少した一方、女性は7026人で前年比15%増となった。特に働く女性は、過去5年比で28%増の1698人で、職業別では事務職や販売店員、医療・保健従事者の増加が目立った。
女性は男性に比べて非正規雇用で働く人の割合が多く、厚労省は、コロナ禍で失業や減収などの影響を受けたことが背景にあるとみている。相談は、こころの健康相談統一ダイヤルへ。
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