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新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種について、厚生労働省は28日、2回の接種を終えた全ての希望者を対象とする方針を固めた。
同日開かれた厚労省の専門家分科会で、委員の意見が一致した。ワクチンの感染予防効果が2回接種後半年で全年代で減少したとする海外の報告や、欧米で追加接種の対象者を徐々に拡大する動きがあることを考慮した。
60歳以上では、時間の経過とともに重症化予防効果が低下したとの報告もあり、厚労省は、ワクチンの効果が低下しやすい人などについての情報提供を行うとしている。
追加接種の時期について、2回接種完了からおおむね8か月以上の間隔を空けるとしている。今年2月に先行接種を始めた医療従事者は12月から、高齢者らは年明け以降に始まる見通しだ。1、2回目と異なるメーカーのワクチンを3回目で打つ「交互接種」の是非については議論を継続する。
国内でワクチンの2回目の接種を終えた人は27日までの集計で、全人口の70・9%にあたる8974万9134人。政府は来年用のワクチンとして計3億2000万回分の供給を受ける契約を製薬企業と結んでいる。
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