21/09/27 13:47:02.71 VYOLrALx0.net
>>677
シンガポールにはシンガポールの固有事情があるってだけじゃね
(またマレーシアにも、その比較にも)
通貨安と通貨高、当然どちらにもメリット・デメリットあるけど
それらを総合してマクロでは、通貨高はさしあたりマイナス寄与となるというのは
多くの国に共通している
いずれの国でも自国通貨高は景気にマイナス
URLリンク(www5.cao.go.jp)
日本では、少なくとも「景気循環」が問題となる数年の期間では
自国通貨高(円高)はGDPにマイナスの影響を及ぼす。
このことは、内閣府の短期マクロモデルの乗数でも確認できる。
しかし、これは日本が輸出依存型の経済構造だからではないか、
という疑問も浮かぶ。逆にアメリカでは、しばしば「強いドル」への
支持が表明されることがあるが、これはアメリカが輸入超過だからではないか。
こうした疑問に答えるため、国際比較が可能なOECDのInterlinkモデルで
自国通貨が10%増価した場合の実質GDPの押下げ効果(2年目)を比べてみよう
(第1-2-13図)。
為替レート増価によるGDP押下げ効果(グラフ)
URLリンク(i.imgur.com)
その結果によれば、第一に、アメリカを含め、すべての国で2年目の効果はマイナス、
すなわち、基準となるケースと比べ実質GDPが減少している
(図では「押下げ効果」としてマイナス符号を落とした乗数の値を示している)。
なお、3年目になると、ニュージーランド、英国など一部の国でわずかながらプラスとなり、
アメリカは5年目でプラスとなる。しかし、多くの国では5年目になってもマイナスである。
第二に、日本のマイナス効果は、必ずしも大きいほうだとはいえない。
したがって、貿易構造にかかわらず、自国通貨高は短期的には「景気」にマイナスで