21/08/21 02:06:27.63 mxN+UNde0.net
中国に賠償請求続々 米、インドなど「初動誤り拡大招いた」
【北京・川原田健雄】新型コロナウイルスの感染拡大で甚大な損害を受けたとして、
中国に損害賠償を求める動きが世界各地で広がっている。中国の初動対応の誤りが
世界的な感染拡大を招いたとする訴えで、欧米のほかインドなどからも責任追及の声が
上がる。中国政府は「自国の対策の不十分さを責任転嫁している」と強く反発している。
米中西部ミズーリ州は4月下旬、中国当局がウイルスの危険性や感染情報を隠したため
深刻な経済的影響が出たとして、中国政府や共産党などを相手に損害賠償を求める訴訟を
米国で起こした。米国では個人や企業が相次いで同様の訴訟を起こしており、トランプ
政権も感染拡大を招いた中国に対する報復措置を検討。中国政府への賠償請求が選択肢
として浮上している。
英保守系シンクタンクのヘンリー・ジャクソン協会は、中国当局の情報統制により、
多くの湖北省武漢市民が感染に気づかぬまま春節連休前に海外へ出たことが世界的な
感染拡大を招いたと指摘。経済的損失は先進7カ国に限っても最低4兆ドル(約425兆円)
に上ると試算した。中国政府が世界保健機関(WHO)へ十分な情報提供をしなかったことは
国際保健規則に反するとして、国際社会は中国政府に法的措置を取るべきだと提言した。
こうした動きは欧米にとどまらない。各国メディアによると、インドでは弁護士団体
などが20兆ドルの賠償を求める請願書を国連人権理事会に提出した。ナイジェリアでも
弁護士らが、中国政府に対し2千億ドルの賠償を求める考えを表明した。トルコでも
大学生が中国大使館に賠償請求の書簡を送ったという。賠償請求国はその後英独仏と拡大し
総額で1京円を大きく超えた。