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東京五輪・パラリンピックのために、恒久施設として建設したのは国立競技場など7会場で、総整備費は約2900億円に上る。しかし、都内会場は無観客となり晴れの舞台が消滅したうえ、大会後は多くの施設で収支に苦しむことに。負の遺産(レガシー)にならないためには市民の理解は不可欠。競技関係者は気をもんでいる。(原田遼、森合正範)
◆新国立のトラックは撤去計画
2日に陸上競技が行われた国立競技場。女子1500メートル予選で快走する日本の田中希実選手を後押しする声援はない。走り幅跳びの海外選手が跳躍前の手拍子を求めても、コーチ陣や関係者から静かにリズムが刻まれるだけ。スタンドは収容6万8000人を誇るだけに、他の会場よりも寂しさが増す。
「『○○が9秒台をだしたトラック』とか『○○が金メダルをとった場所』とか、観客に多くの思い出を共有してほしかった」。日本陸上連盟幹部はそう嘆く。選手の汗が染み込んだトラックは大会後、撤去される危機にあるからだ。
新国立は政府や東京都が1569億円で建て替え、維持費は年間24億円を見込む。政府は2017年、将来のサッカー・ワールドカップ誘致などを見据え、パラリンピック後にトラックを撤去して、8万人収容の球技専用競技場に改修する計画を決めた。
◆「聖地」にしたいが…無観客がっかり
しかし、陸上界には国立�