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ウガンダ選手団来日で分かったザル水際対策 機中感染の“隠れ陽性者”がウイルス拡散
陽性が確認された1人が乗っていた飛行機はカタールのドーハから10時間のフ
ライト。選手団の他、80人の一般客が搭乗していた。厚労省によると、一般客8
0人は空港で抗原検査を受け、14日間は自主隔離するという。
西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「換気をしているとはいえ、10時間ものフライトなら、機中で他の選手や乗客
に感染させていてもおかしくありません。ただ、日本到着時の空港検疫では、
感染直後でウイルス量が少なく、抗原検査には引っかからない可能性が高い」
「どうして、空港検疫も選手の毎日の検査も精度が低い抗原検査なのでしょうか。
せめて、PCR検査にすべきです。また、空港検疫で陽性者が出た場合、全搭
乗者を濃厚接触者として厳格に管理すべきです。全豪オープンでは搭乗者を2
週間隔離させています」
政府は濃厚接触者の判定を自治体に丸投げ。空港で発見された陽性者の濃厚
接触者を特定するのは地方の自治体に大きな負荷だろう。今後、五輪関係者の
来日が本格化する中、空港で陽性が相次げばパニックになりかねない。
そんな事態を想定してなのか、「プレーブック第3版」には、濃厚接触者の措
置について〈ケース・バイ・ケースであり、どの程度ウイルスを拡げる可能性
があるかを考慮する〉との記載がある。濃厚接触者「14日隔離」の原則にとら
われない対応をにおわせている。
ザルの水際対策と消極的疫学調査は感染拡大を加速させる。
歴史に汚名を残すパンデミック五輪になりそうだ。