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「みるく世(ゆ)ぬなうらば世や直れ」。23日の「慰霊の日」追悼式で自作の詩「みるく世(ゆ)の謳(うた)」を朗読した宮古島市立西辺中学2年の上原美春さん(13)は、島の方言で「みんなの生活が良くなりますように」と歌われた民謡「豊年の歌」の一節を引用し、「今を生きる私たちで、平和な世(みるく世)をつくろう」との思いを込めた。
「豊年の歌」は、祖父がたびたび三線で弾き語りするうちに、上原さん自身も大好きになった。悲しみやつらさをそのまま表現しない、明るく強い歌詞から、戦争当時の状況を想像して「当時の人々も、大好きな歌がつらさを乗り越えるパワーになったかもしれない」と考えた。
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2021年6月23日 13時30分