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人気ツイッターユーザー「黒瀬深」が、自身の発信者情報が開示されたこときっかけに自殺をほのめかすツイートをおこなったところ、開示された情報をもとに逆に通報を受けるという騒動がありました。
人気ツイッターユーザーと弁護士が対立
「黒瀬深」はおもに政治情報を発信しているツイッターユーザーで、13万人以上のフォロワーを抱える人気アカウント。
ツイッター以外にも「note」での執筆活動のほか、YouTubeでも今年5月に「政治などをわかりやすく解説」するYouTubeチャンネル「クロセch」(登録者数3600人)を開設しています。
黒瀬氏は現在、ある人物への名誉棄損をめぐって訴訟トラブルの最中にあります。
当該人物の代理人である弁護士の米山隆一氏が「黒瀬深」の発信者情報開示の手続きを進めており、昨年9月にはツイッター社への情報開示請求仮処分決定が、今年5月にはプロバイダーへの発信者情報の開示を命ずる判決が下されたことが、米山氏のツイッターへの投稿で明らかとなっていました。
米山氏のこうした動きについて、黒瀬氏は今月9日にnoteへの投稿を通じて意見を表明。
投稿の中では「私には殺害予告がたくさん来ているのにわざわざ身元を開示しようとしている」「仮に私が裁判に勝ったとしても心理的・金銭的に大きな負担を負っている」として、米山氏による情報開示の手続きへの批判を強めるなど、両者は対立を深めていました。
(参考:note「米山からの開示請求について。」)
情報開示され自殺図るも…
こうした中で米山氏が今月16日、米山氏はツイッターで「『黒瀬深』アカウントの発信者情報を得た」ことを報告すると事態は急変します
黒瀬氏はその日の夜、「誰とは言いませんが、私に殺害予告が山ほど来ている中で(中略)私をさらし者にしようとしている変態野郎がいる」と非難の声を上げたうえで、「この命、他人には奪わせやしません」「自ら断とうと思います」とのツイートを投稿。
ツイートの中では、フォロワーらに対して「サヨクの連中を絶対に許さないでください」「私の報復をしてください」などとも呼びかけていました。
黒瀬氏の自殺をほのめかすツイートに対して米山氏は、 これを放置するのは救護違反にあたるとして、開示請求等によって把握している住所を警察に連絡するとツイート。
自殺をはかったはずが、開示請求をおこなった弁護士によって逆に命を救われるというなんとも皮肉な結果となりました。
なお米山氏は、一連の投稿は「私に対する度を越した名誉棄損」「自殺をちらつかせようが何だろうが、自らの言論の責任はとって頂きます」として、厳しく責任を追及する構えも見せています。
ツイッターで生存報告
自殺を仄めかすツイートの翌日、黒瀬氏はツイッターを更新し、「とりあえず生きてます」「睡眠薬やらを酒で流し込んだのですが、死ぬ事はなかったようです」との生存報告をおこなっています。
黒瀬氏はその後のツイートで米山氏への批判を続けており、両者の対立はさらなる長期化の様相を呈しています。
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